ピアノブース・ピアノリハーサルスタジオの音響設計からマンション・住宅のピアノ防音工事のコンサルタントまで・防音工事業者選定まで


 
豊島総合研究所
   SAM TOYOSHIMA LABORATORY

 ● ピアノ防音工事のコンサルタント

 
 ビートルズで有名なアビーロードスタジオ、タウンハウススタジオ、ビクタースタジオなど海外、国内数多くのスタジオ音響設計を手がけてきた豊島政実率いる音響設計グループにより、防音・音響性能はもちろんのこと、デザイン性も考慮したピアノの音空間をご提案いたします。豊島総合研究所が創造したピアノの音質は、多くのミュージシャン・エンジニアに評価され、多くンの楽曲に使用されております。
 録音スタジオのピアノブース、ピアノリハーサルスタジオ、プライベートスタジオの室内音響設計はもちろんのこと、一般住宅・マンションにおけるの一般ユーザー様のピアノ防音室・防音工事においては、コンサルタントから最適なピアノ防音工事業者の選定や業者のご紹介まで(メールでのご相談は無料です)お手伝いさせていただきます。




ピアノの防音工事 例-1 ピアノの防音工事 例-2
メトロポリススタジオピアノブース(ロンドン) アビーロードスタジオ(ロンドン)



ピアノブースの防音設計・防音工事・音響設計



レコーディングスタジオのピアノブースは、室内で出す音が隣接する部屋や隣戸へ騒音にならないようにすること、及び隣室や屋外からの騒音が録音に支障ないようなレベルにすることが重要です。一般家庭の住宅・マンションのピアノ防音工事においても、同様です。



防音設計の目標値

部屋の防音性能は、D値という遮音性能の等級で評価されます。D値と人の聞こえ方(感じ方)の対応はおおよそ下記表のような関係になっています。スタジオ間Dr-30〜Dr-40、コントロールルーム間Dr-60〜Dr-65、隣室は使用条件によって必要な防音性能は変わりますが、外部・その他隣室はDr-75〜Dr-65が目標値となります。一般家庭の住宅・マンションのピアノ防音工事においては、Dr-60〜Dr-65が目標値となります。
表示尺度と住宅における生活実感との対応例
遮音等級 Dr-65 Dr-60 Dr-55 Dr-50 Dr-45 Dr-40 Dr-35 Dr-30 Dr-25 Dr-20 Dr-15 備考
ピアノ、ステレオ等の大きい音 通常では聞えない ほとんど聞えない かすかに聞える 小さく聞える かなり聞える 楽曲がはっきり分かる よく聞える 大変よく聞える うるさい かなりうるさい 大変うるさい 音源から1mで90dBA前後を想定
テレビ、ラジオ、会話等の一般の発生音 聞えない 聞えない 通常では聞えない ほとんど聞えない かすかに聞える 小さく聞える かなり聞える 話の内容がわかる はっきり内容がわかる よく聞こえる つつぬけ状態 音源から1mで75dBA前後を想定
生活実感、プライバシーの確保 ピアノやステレオを楽しめる
*機器類の防振は不可欠
カラオケパーティ等を行っても問題ない
*機器類の防振が必要
隣戸の気配を感じない 日常生活で気がねなく生活できる
隣戸をほとんど意識しない
隣戸住宅の有無がわかるがあまり気にならない 隣戸の生活がある程度わかる 隣戸の生活がかなりわかる 隣戸の生活行為がよくわかる 隣戸の生活行為が大変よくわかる 行動がすべてわかる 遮音されているという状態ではない      小さな物音までわかる 生活行為、気配での例
日本建築学会より


●遮音等級D値

図-1のようなJIS A 1419-1(2000)「建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法ー第一部:遮断性能」に示される空気遮断性能を評価するための基準曲線の周波数特性と等級を用いて評価します。各周波数における測定値をプロットし、結んだ曲線に対して、等級曲線を全て上回る一番高い等級曲線をその等級と読みます。(各周波数最大2dB許容)図-1で示した例では、Dr-40となります。また、ここで読んだ遮音性能Dr値を表-1、2のような評価表(日本建築学会推奨基準)を用いて評価しています。
 
一般の建物を設計する場合、遮音性能は、表-1の値を目標におこなわれます。マンションなど集合住宅では、一級のD-50程度が標準的なものです。したがって、スタジオを作る場合、一般住宅・マンションでピアノを弾く場合は防音工事が必要となるわけです。
ピアノの防音工事 遮音等級D値
図-1 空気遮断性能(防音性能)
ピアノの防音工事 D値

表-1一般建物の設計遮音量



●室内騒音
より良い音質の録音には、室内の静けさが必要となります。室内で生じる騒音源は、外部から侵入する騒音及び室内で生じる設備騒音です。室内騒音の設計目標は下記表に示すようにNC-15〜20程度です。また、外部騒音については建設予定地の環境騒音を事前調査し十分検討した上での設計が必要となります。一般家庭の住宅・マンションのピアノ防音工事においては、NC-30程度が目標値と考えられます。
ピアノブース 室内騒音許容値


●防音・防振構造
単一部材の遮音性能は、入射音の周波数と材料の面密度の対数に比例します。(質量則)つまり、材料の重量が増えると遮音性能があがります。しかし、質量則では、重量を2倍(同一材なら厚みを2倍)にしても6dBしか遮音量は増加しません。
 この質量則以上の遮音量を得るには、部材間に空気層をとった二重壁を構成することにより可能となります。また、この部材間の振動伝達を抑えることによりさらに防音性能が向上します。したがって、録音スタジオのような
高度な防音性能が必要な場合は、防振設計が必要不可欠となります。また、音は空気を伝播してくるもの(空気伝播音)と壁・床・天井などの物体内を伝播するもの(固体伝播音)があります。固体伝播音は、その物体が振動することで音が伝播するので壁などを厚くするだけでなく防振構造(浮遮音層)が必要となります。特にマンション・雑居ビルに設置する場合は、床に伝播する振動に対して、防振構造が必要不可欠となります。
 苦情の発生しているスタジオでは防振構造が無い、または十分でないことが非常に多いため注意が必要です。
また、スタジオ内に設置する場合は、スタジオや他のブースと分離した防振構造とし、他の楽器の振動、固体伝搬音を低減することが重要です。
一般家庭の住宅・マンションのピアノ防音工事においても、同様で、防振工事が必要不可欠です。特に、マンションにおけるピアノ防音工事では、下階に寝室がある場合など条件が不特定となります。防振材の選定には、十分注意が必要となります。
ピアノの防音・防振構造
ピアノ防音・防振構造 概念図


●室内音響設計
ピアノブースでは、防振、防音性能はもちろんのこと、より良い音を録音すると共に、ミュージシャンが快適に演奏できる室内の良好な音環境及び芸術性を引き出すような内装設計が必要です。また、小空間になるため、室形状・低音域の吸音性能が重要となります。しかし、一般家庭の住宅・マンションのピアノ防音工事においては、スタジオのような厚い吸音層・室形状を大きく変形する、スペース・費用が無く十分な対策がとれないのが現状です。したがって、一般家庭の住宅・マンションのピアノ防音工事においては、練習に出来るだけ支障が少ない、室内音響性能にすることです。良い響きにできるというような、過大広告するピアノ防音工事業者には注意が必要です。

音響障害の防止
高音質で快適な音空間を実現するためには、響きの長さ(残響時間)を調整するだけではなく、音質や音色を調整すること、すなわち響きの質を設計することが必要です。とくに平行に対向する反射性の大きな面がある場合は、エコーやカラーレーションといった音響障害となりますので対策が必要となります。

最適残響時間
原音に忠実に録音するには、部屋の特性の影響が少ない音空間が必要となります。再生する環境を考慮していない響きが少ない空間や、響きすぎて原音がわからないような部屋では、良好な音環境ではありません。ピアノブースの残響時間は、録音する音楽のジャンル、ミュージシャン・エンジニア・プロデューサーの好みによって異なりますが、平均的には、室内平均吸音力が20%〜30%程度の設定が最適な残響時間を得られる目標値です。また、好みによって残響や反射面、吸音面を変えられるような、可変装置を設置するスタジオも増えています。


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国内スタジオプロジェクト
 
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